
障害や疾病を持ち地域で生活している人に対して、
住み慣れた地域、我が家で、安心して
「その人らしい生活」ができることを願い、
「暖かく、思いやりの心で、質高い看護の提供」をします。
地域の関連機関や施設、他職種との有機的な連携をはかり、利用者サービスの向上に努めます。
研修会への参加や企画により、看護の質の向上に努めます。
日本の訪問看護の始まりは大正2年、済生会の巡回看護とされています。それが社会的にアピールされたのは関東大震災でした。また、済生会本部直営の看護婦養成所では、昭和14年には巡回看護の授業も行われており、その内容は、「巡回看護婦は平素から救急処置を初めとして、体温、呼吸、脈拍、血圧の測定から点眼、洗眼、凍傷、火傷の手当てに習熟し、何が飛び出してもたじろがないだけの勇気と技術を備えておかねばならない。済生会ではこれを「出会いがしらの医療」と呼んでいる。しかし、ここまでなら誰でも出来る、もっとも大切な看護師の仕事とは患者を慰め、その家族を励まし、家族全員を勇気付けて、立派に更生させねばならない。いかなる場合にも患者、小児、妊産婦、体の不自由な人たちの味方となり盾となり、相談相手となり、さらに進んではその訪問家庭と向こう三軒両隣との融和をも図ってやらねばならない。」と記されています。
(続 済生会物語 堀賢次 著 から)
システムや状況こそ違いますが、現在の訪問看護も骨子は同様です。
- 1996年8月
- 静岡県の指定を受け、静岡済生会訪問看護ステーションおしか設立
- 2000年4月
- 介護保険法施行により、介護保険事業者の指定を受ける
- 2002年4月
- 訪問看護ステーションとしての訪問リハビリテーション開始
- 2008年6月
- サテライトみかど台開設